インスタグラムにこんな投稿がありました
「皆さんは何故税理士を目指しているのですか?良ければ理由を教えてください。」
そういえばもう税理士試験の受験を開始して6年、ちょっと昔話をしてみましょう。
この記事はこんな方におすすめです。
- 中卒から税理士資格を取得して人生を変えたい方
- 簿記2級からのステップアップを考えている方
- 転職を考えている方
20代の私
中卒パチプロ時代

20代前半はパチプロ生活をしながら生活していました。
ちょうどスロット機の規制がかかり、4号機から5号機に移行するあたりで明らかに収入が不安定になりました。
もともと安定思考なので「5号機がメインになったらもうパチンコで食っていくのはきびしいかも」と思うようになりました。
自分で事業をすることも考えましたが生まれて1度も仕事をしたことが無い当時の私は、何をしたらいいのかわからずただ漠然と「社長になりたい」みたいな感じでした。
また20代前半は「バンバン人を雇って自分は何もせず遊んで暮らしたい」みたいな考えもありました。
これはいまでは全く逆の考えになっています。
人生初の就職活動

その後人生で初めての就職活動を開始し、30社連続不採用を達成。(黒歴史)
無精髭、ノーネクタイ。
完全に「やばい奴」です。
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その後友人の紹介でとある会社になんとか入社、数年後には店長になりました。
そこで収益管理をするようになり低い粗利率に驚きます。
その少ない利益から店舗の家賃、人件費を払い利益を残さなくてはいけません。
大変です。
さらに数年後インターネットの発達により来客は年配の方がメインになっていきました。
「この年配のお客さんたちが来なくなったらこの店の売り上げはどうなるんだろうか」
そんな考えが生まれるようになり将来が不安になり転職を考え始めます。
中卒・資格無しの現実
しかし「中卒・30手前・保有資格なし」の状態では転職市場での価値はゼロです。
そんなわけで何か資格を取ろうと思い、友人のススメで「日商簿記2級」を目指すことに。
日商簿記2級に1発合格し、転職市場を自分なりにリサーチしてみました。
が、やっぱり「中卒」がネックになり学歴要件を満たさない募集がほとんどでした。
たまにある「学歴不問」の募集でも「日商簿記2級持ってます!中卒です!やる気だけはあります!」
と面接で言っても採用にはならないだろうと考え「日商簿記1級ならどうかな?」と調べてみる。
(書店では人事も任されていたためその辺の感覚はありました。)
すると日商簿記1級は転職市場において非常に高評価で、さらに税理士試験の受験資格になることを知ります。
中卒税理士ってええやん
「税理士?」そう思った私は税理士についてもグーグル先生に聞いてみる。
すると「中卒でもなれて高収入、さらに世間的な評価も高い士業」であることを知ります。
興味を持った私はさらに詳しく調べてみる、すると税理士は
- 従業員を雇わなくてもひとりでもできる仕事
- 自宅でもできる仕事
- 仕入れというものがない
ことを知ります。
店舗の運営で中間管理職として部下の扱い方や在庫リスク、固定費削減の重要性を知っていたので
「これだ!!」と感じ、税理士をめざすことを決意。
店舗をもって毎月家賃を払って、だれも来ない平日の深夜にひとりでレジに立たなければいけない数年間を過ごした私にとって
自宅でできる仕事という条件は非常に重要でした。
本当にあのレジに立っている時間は苦痛でした。
30代の私
中卒・未経験で会計事務所に転職
30歳で日商簿記1級になんとか合格し会計事務所に転職。
ブラック企業出身の私には天国のように感じました。
当時は専門学校に行くお金がなかったので少ない貯金からテキスト類を購入し独学で勉強しました。
転職して最初の2、3年は仕事を覚えることで精一杯でした。
が、ある程度仕事を覚えたころには「自分ならこうするのに」とか「これって非効率だよなぁ」などと思うようになりました。
でも現状はやっぱりサラリーマンなわけでそこは心を殺しています。
「はやく独立して自分の思い通りに仕事をしたい」これが今の考えです。
おそらく私はサラリーマンはむいてない人種です。
ひとり税理士への憧れ
税理士の魅力の1つに「自由度が高い」ことがあります。
- いやな仕事、嫌いな人との仕事はやらなくていい。
- 暇な時間は外出して遊んでたって何も言われません。
- 税理士業だけにこだわらずにたとえばブログやYouTubeなどとリンクさせて仕事しやすい
合格して独立すればこんな生活が可能です。
税理士は最強の自由業です、こんな仕事なかなかありませんよね?
最近はそんな生き方、仕事の仕方をする人を「ひとり税理士」と呼ぶようになりました。
井ノ上先生の本やブログはめっちゃくちゃ参考にしてます。
「人を雇わず自分ひとりの力で生きていく」
20代のころから比べるとだいぶ考え方は変わりました。
「お金と時間にとらわれずに自由に生きる」
そのために私は税理士を目指しているのだと思います。


おわり