自己採点でギリギリボーダー届かんかった・・・
次の科目に進むべきか、悩む・・・
本試験後に各専門学校の模範解答で自己採点した結果、ボーダーライン付近の場合はその後の選択肢に悩みますよね?
次の科目に進むべきか、それとも同じ科目を再受講すべきか。
合格発表まで約4ヶ月、年内の勉強時間は非常に大切です。
筆者はこれまで12回受験していますが。
自己採点は大原とTACの2校のみ行います。
合格確実ラインには1度も届いたことはありません。
いつもボーダーライン付近。
それでも受かるときは受かりますし、落ちるときは落ちます。
その違いは何なのでしょうか?
この記事では大原とTACのボーダーラインの信憑性について検証していきます。
この記事でわかること
- 筆者の合格時の得点と内容
- 合格時の答案からわかること
- ボーダーライン付近での科目選択
【結論】専門学校のボーダーは「目安」。信じすぎなくてOK。
- ボーダーは各校で数点ズレるし、大原は厳しめに出る傾向(ワイの体感)
- ボーダー以下でも合格は全然ある。カギは「Aランク論点を取れているか」
- ボーダー±数点圏内の合否は正直読めない。発表まで手を止めないのが正解
▶ すぐ知りたい人はこちら
第76回(2026年8月)を受けた人へ|自己採点から合格発表までの動き方

まずは解答速報で自己採点
第76回税理士試験は、2026年8月4日(火)〜6日(木)に実施されます。解答速報は試験当日から数日かけて科目ごとに順次公開されますが、公開時刻は変わることもあるので各校のページで確認してください。
ワイのおすすめは、大原とTACの複数校で採点して差を見ること。大原は厳しめに出ると感じることが多いので、1校の数字だけで決めつけないほうがええです。
大原には自己採点データをもとに合格ラインを分析する「本試験採点・分析サービス」もあります。速報直後のボーダーだけで結論を出さず、後日の分析まで見ておくといいです。
ボーダーが出たら「信憑性」をこう読む
ボーダーは絶対の合否ラインではなく、あくまで目安です。ワイの合格時の自己採点は「合格時の得点と内容」、ボーダー以下から合格する理由は「ボーダー以下でも合格することは全然ある」で詳しく解説しています。
合格発表までの過ごし方(ボーダー超え/ボーダー以下それぞれ)
国税庁の公告では、第76回税理士試験の合格発表は2026年11月27日(金)予定です。ここまで手を止めないことが大切。
ボーダーを超えていた人は、合格前提で次の科目の準備を始めるのが定石です。
ボーダーに届かなかった・手応えがない人は、1年を無駄にしないための考え方を今のうちに整理しておきましょう。
合格時の得点と内容

筆者のこれまでの12回の受験歴をまとめます。
| 年度・科目 | 自己採点 (大原/TAC) |
結果 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| H28 簿記論 | ギリ届かず/ギリ届かず | 不合格 | 第1問でやらかす |
| H28 財務諸表論 | ボーダー/+2 | 合格 | 特になし |
| H29 簿記論 | ギリ届かず/ボーダー | 不合格 | Aランク落とす |
| H29 消費税法 | 届かず/届かず | 不合格 | 記念受験 |
| H30 簿記論 | ギリ届かず/ボーダー | 不合格 | 新株予約権スルー |
| H30 消費税法 | ボーダー/ボーダー | 合格 | Cランク白紙 他は良好 |
| R1 簿記論 | ボーダー/ボーダー | 合格 | 簡単な箇所中心、CFまずまず |
| R2 受験せず | — | コロナ影響。簡単回で無念 | |
| R3 法人税法 | ギリ届かず/+3 | 不合格 | A理論・事例落とす |
| R4 法人税法 | ギリ届かず/ギリ届かず | 不合格 | A理論落とす・寄附欄ミス |
| R5 法人税法 | −7/−8 | 合格 | 理論当てはめ式、計算+2 |
| R6 相続税法 | −9/−2 | 不合格 | C理論書けたがA理論落とす |
| R7 相続税法 | +4〜5/+6 | 合格 | 理論完答、計算C捨てA優先 |
まとめてみると何となく法則みたいなものが見えてきますね。
合格時の答案からわかること

合格答案から以下のことがわかります。
白紙があっても合格は可能
「理論で白紙があると受からない」というのは都市伝説です。
たしかに白紙は無いほうが良いですが、回によってはボリュームが多すぎる回もあります。
Aランクを白紙は即終了ですが、Cランクなら白紙でも合格できました。
令和6年の相続税法では、Cランクを丸々外しても合格した受験生が多数でした。
ボリュームが多すぎる場合の立ち回り
近年の本試験は2時間では解き終わらないボリュームです。
専門学校では理論ベタ書きに高配点が振られますが、本試験の実際の配点は不明。
令和5年の法人税法では、ベタ書きはほぼ書いていません。
その代わりに概要をなるべく規定の文言を使い、厚めに書きました。
自己採点では大きくボーダーを割りましたが結果は合格でした。
ボリュームが多い場合は理論は80%くらいの完成度でも、理論計算満遍なく解答することが大事です。
満点は不要です、理論40計算40で充分合格答案になります。
大原のボーダーは厳しめ
TACの配点は基本問題に傾斜気味の配点なので、高得点になりやすいです。
令和3年の法人税受験時は計算で稼いで、TACの配点ではボーダー越えでしたが理論のAランクを落としたので不合格。
大原は配点が細かいのでボーダーラインにはなかなか届きません、届いたら合格可能性は結構高いです。
大原、TAC両校でボーダー越えならかなり期待できますね。
大原が発表するボーダーはやや高めに設定されていることが多いです。
模試や講評の傾向を知りたい方は、大原税理士講座の口コミ記事、TAC税理士講座の口コミ記事を参考にしてください。
ボーダー以下でも合格することは全然ある

大事なのはAランクの正答率
自己採点でボーダーに届かなくても得点内容によっては全然受かります。
大事なのは「Aランクをしっかり取れているか」
令和4年の法人税法では、ボリュームの多さからほとんどの受験生はボーダー以下でした。
それでもAランクをしっかり正答した受験生は合格しています。
問題ランクの判断は大原、TAC共に本試験後にランク表が公開されるのでそれを使いましょう。
筆者は赤で囲ってあるAランクを大量に落としたので、自己採点で同じぐらいでも不合格でした。
↓こんな感じの一覧表です↓

事例理論の自己採点は難しい
理論のベタ書きや計算は客観的な正解がはっきりしています。
事例理論は「結論・規定・当てはめ」の形式で模範解答は作られていますが。
近年の本試験のボリュームを考えると、成績上位者でも模範解答のような分量は書けません。
計算とのバランスを考えると、どこかを削って解答する必要があります。
当然、専門学校の模範解答ベースでの点数は伸びません。
事例理論の自己採点は甘め〜厳しめで個人差があります。
実際の配点がどこに振られるかは試験委員しかわかりません。
次の科目に進むかどうかの判断基準

以上のことから、自己採点後に次の科目に進んでもOKなのはこんな方です。
筆者は基本、ボーダーちょい足りないぐらいなら次に進みます。
だって本試験まで全力で勉強した科目もうやりたくないからw
ボーダー付近の実力があれば、仮に不合格でも年明けからで充分追いつけますよ。
何よりも自己採点後にやるべき最重要事項はリフレッシュです。
我慢してたやりたかったこと、やりまくって次へのパワーを養いましょう。
充電が終わったら来年に向けて頑張っていきましょう。
この記事が判断の参考になれば嬉しいです。
ボーダーを超えたかどうかは次の科目選択に大きく影響します。
合格後のキャリアも含めて考えるなら、転職エージェント比較記事も合わせてチェックしておくと安心です。
税理士試験のボーダーに関するよくある質問(FAQ)
Q. 専門学校のボーダーはどのくらい信用していい?
「目安」として使うのが正解です。各校で数点ズレますし、ワイの体感では大原は厳しめに出る傾向があります。詳しくは本文の「合格時の得点と内容」で実際の自己採点と結果を公開しています。
Q. ボーダー以下でも合格することはありますか?
あります。ワイ自身も周りにも実例があります。カギは配点の大きいAランク論点を取れているかどうかです。詳しくは「ボーダー以下でも合格することは全然ある」で解説しています。
Q. 簿記論はボーダー以下でも受かるって本当?
簿記論に限らず、ボーダー以下からの合格は起こります。特に簿記論のような計算科目は傾斜配点や採点基準の影響で自己採点と実際の点数がズレやすいです。Aランクの正答率を軸に見直してみてください。
Q. ボーダーを超えていたら次の科目に進んでいい?
両校のボーダーを超えている、またはAランクをしっかり取れているなら、合格前提で次の科目に進むのがおすすめです。判断基準は本文の「次の科目に進むかどうかの判断基準」を参考にしてください。