自己採点でギリギリボーダー届かんかった・・・
次の科目に進むべきか、悩む・・・
本試験後に各専門学校の模範解答で自己採点した結果、ボーダーライン付近の場合はその後の選択肢に悩みますよね?
次の科目に進むべきか、それとも同じ科目を再受講すべきか。
合格発表まで約4ヶ月、年内の勉強時間は非常に大切です。
筆者はこれまで6回受験していますが。
自己採点は大原とTACの2校のみ行います。
合格確実ラインには1度も届いたことはありません。
いつもボーダーライン付近。
それでも受かるときは受かりますし、落ちるときは落ちます。
その違いは何なのでしょうか?
この記事では大原とTACのボーダーラインの信憑性について検証していきます。
この記事でわかること
- 筆者の合格時の得点と内容
- 合格時の答案からわかること
- ボーダーライン付近での科目選択
合格時の得点と内容
筆者のこれまでの7回の受験歴をまとめます。
年度 | 受験科目 | 大原採点 | TAC採点 | 内容 | 結果 |
平成28年 | 簿記論 | ボーダーギリ届かず | ボーダーギリ届かず | 第1問で盛大にやらかす | A判定 |
平成28年 | 財務諸表論 | ボーダージャスト | ボーダー+2点ぐらい | 特になし | 合格 |
平成29年 | 簿記論 | ボーダーギリ届かず | ボーダージャスト | Aランクいっぱい落とす | A判定 |
平成29年 | 消費税法 | ボーダーに届かず | ボーダーに届かず | ベタ書きかけず記念受験 | B判定 |
平成30年 | 簿記論 | ボーダーギリ届かず | ボーダージャスト | 新株予約権完全スルー | A判定 |
平成30年 | 消費税法 | ボーダージャスト | ボーダージャスト | 輸出物品販売所白紙 その他基本的な箇所はほとんどできた | 合格 |
令和元年 | 簿記論 | ボーダージャスト | ボーダージャスト | 簡単な箇所のみ手を付けた 連結CFは1級ホルダーならある程度いけた | 合格 |
令和2年 | 新型コロナの影響により受験せず | めっちゃ簡単で合格率も高かった、無念 | |||
令和3年 | 法人税法 | ボーダーギリ届かず | ボーダー+3ぐらい | Aランクベタ書きと事例を落とす、計算はまあまあ | 不合格 |
令和4年 | 法人税法 | ボーダーギリ届かず | ボーダーギリ届かず | Aランクベタ書き落とす、寄附金の解答欄間違える | 不合格 |
令和5年 | 法人税法 | ボーダー−7 | ボーダー−8 | 事例理論は規定ベタ書いてない、当てはめ形式で解答。 結論は合っている、白紙は無い。 計算はボーダー+2ぐらい | 結果待ち |
まとめてみると何となく法則みたいなものが見えてきますね。
合格時の答案からわかること
合格答案から以下のことがわかります。
白紙があっても合格は可能
「理論で白紙があると受からない」というのは都市伝説です。
たしかに白紙は無いほうが良いですが、回によってはボリュームが多すぎる回もあります。
Aランクを白紙は即終了ですが、Cランクなら白紙でも合格できました。
大原のボーダーは厳しめ
TACの配点は基本問題に傾斜気味の配点なので高得点になりやすいです。
令和3年の法人税受験時は計算で稼いで、TACの配点ではボーダー越えですが理論のAランクを落としたので不合格。
大原は配点が細かいのでボーダーラインにはなかなか届きません、届いたら合格可能性は結構高いです。
大原、TAC両校でボーダー越えならかなり期待できますね。
ボーダー以下でも合格することは全然ある
大事なのはAランクの正答率
自己採点でボーダーに届かなくても得点内容によっては全然受かります。
大事なのはやはり「Aランクをしっかり取れているか」。
令和4年の法人税法ではボリュームの多さからほとんどの受験生はボーダー以下でした。
それでもAランクをしっかり正答した受験生は合格しています。
問題ランクの判断は大原、TAC共に本試験後にランク表が公開されるのでそれを使いましょう。
ちなみに筆者は赤で囲ってあるAランクを大量に落としたので、自己採点で同じぐらいでも不合格でした。
↓こんな感じの一覧表です↓
事例理論の自己採点は難しい
理論のベタ書きや計算は客観的な正解がはっきりしています。
事例理論は「結論・規定・当てはめ」の形式で模範解答は作られていますが。
近年の本試験のボリュームを考えると、成績上位者でも模範解答のような分量は書けません。
計算とのバランスを考えると、どこかを削って解答する必要があります。
当然、専門学校の模範解答ベースでの点数は伸びません。
事例理論の自己採点は甘め〜厳しめで個人差があります。
実際の配点がどこに振られるかは試験委員しかわかりません。
次の科目に進むかどうかの判断基準
以上のことから自己採点後に次の科目に進んでもOKなのはこんな方です。
筆者は基本、ボーダーちょい足りないぐらいなら次に進みます。
だって本試験まで全力で勉強した科目もうやりたくないからw
ボーダー付近の実力があれば仮に不合格でも年明けからで充分追いつけますよ。
何よりも自己採点後にやるべき最重要事項はリフレッシュです。
我慢してたやりたかったこと、やりまくって次へのパワーを養いましょう。
充電が終わったら来年に向けて頑張っていきましょう。
この記事が判断の参考になれば嬉しいです。
あわせて読みたい