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【税理士試験のボーダーの信憑性は?】9回の受験経験から徹底分析!

2022年12月20日

税理士試験 ボーダーの信憑性
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YC

中卒・元パチプロの40代 7年間勤めた会計事務所を退職し、現在は受験専念 税理士試験4科目合格済み (簿財法消) 日商簿記1級、全経簿記上級保有 TAC通信生
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サラリーマン
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自己採点でギリギリボーダー届かんかった・・・

次の科目に進むべきか、悩む・・・

キャリアウーマン
キャリアウーマン

本試験後に各専門学校の模範解答で自己採点した結果、ボーダーライン付近の場合はその後の選択肢に悩みますよね?

次の科目に進むべきか、それとも同じ科目を再受講すべきか。

合格発表まで約4ヶ月、年内の勉強時間は非常に大切です。


筆者はこれまで9回受験していますが。

自己採点は大原とTACの2校のみ行います。

合格確実ラインには1度も届いたことはありません。

いつもボーダーライン付近。

それでも受かるときは受かりますし、落ちるときは落ちます。

その違いは何なのでしょうか?

この記事では大原とTACのボーダーラインの信憑性について検証していきます。

この記事でわかること

  • 筆者の合格時の得点と内容
  • 合格時の答案からわかること
  • ボーダーライン付近での科目選択

合格時の得点と内容

税理士試験 ボーダー分析


筆者のこれまでの9回の受験歴をまとめます。

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年度 受験科目 大原採点 TAC採点 内容 結果
H28簿記論ギリ届かずギリ届かず第1問でやらかすA判定
H28財務諸表論ボーダー+2特になし合格
H29簿記論ギリ届かずボーダーAランク落とすA判定
H29消費税法届かず届かず記念受験B判定
H30簿記論ギリ届かずボーダー新株予約権スルーA判定
H30消費税法ボーダーボーダーCランク白紙 他は良好合格
R1簿記論ボーダーボーダー簡単な箇所中心、CFまずまず合格
R2受験せずコロナ影響。簡単回で無念
R3法人税法ギリ届かず+3A理論・事例落とす不合格
R4法人税法ギリ届かずギリ届かずA理論落とす・寄附欄ミス不合格
R5法人税法−7−8理論当てはめ式、計算+2合格
R6相続税法−9−2C理論書けたがA理論落とす不合格
R7相続税法+4〜5+6理論完答、計算C捨てA優先結果待ち

まとめてみると何となく法則みたいなものが見えてきますね。

合格時の答案からわかること

税理士試験 合格答案の作り方

合格答案から以下のことがわかります。

合格答案のポイント

・合格時は大原、TACいずれもギリギリボーダーラインに届いた(令和5年は例外)

・Cランク理論は白紙でも合格できた

・基本問題をミスなく正答できた

・理論と計算バランスよく正答できた

白紙があっても合格は可能

「理論で白紙があると受からない」というのは都市伝説です。

たしかに白紙は無いほうが良いですが、回によってはボリュームが多すぎる回もあります。

Aランクを白紙は即終了ですが、Cランクなら白紙でも合格できました。

ワイ
ワイ

令和6年の相続税法では、Cランクを丸々外しても合格した受験生が多数でした。

ボリュームが多すぎる場合の立ち回り

近年の本試験は2時間では解き終わらないボリュームです。

専門学校では理論ベタ書きに高配点が振られますが、本試験の実際の配点は不明。

令和5年の法人税法では、ベタ書きはほぼ書いていません。

その代わりに概要をなるべく規定の文言を使い、厚めに書きました。

自己採点では大きくボーダーを割りましたが結果は合格でした。

ボリュームが多い場合は理論は80%くらいの完成度でも、理論計算満遍なく解答することが大事です

ワイ
ワイ

満点は不要です、理論40計算40で充分合格答案になります。

大原のボーダーは厳しめ

TACの配点は基本問題に傾斜気味の配点なので、高得点になりやすいです。

令和3年の法人税受験時は計算で稼いで、TACの配点ではボーダー越えでしたが理論のAランクを落としたので不合格。

大原は配点が細かいのでボーダーラインにはなかなか届きません、届いたら合格可能性は結構高いです。

大原、TAC両校でボーダー越えならかなり期待できますね。

ワイ
ワイ

大原が発表するボーダーはやや高めに設定されていることが多いです。

模試や講評の傾向を知りたい方は、大原税理士講座の口コミ記事TAC税理士講座の口コミ記事を参考にしてください。

ボーダー以下でも合格することは全然ある

税理士試験 ボーダー以下 合格

大事なのはAランクの正答率

自己採点でボーダーに届かなくても得点内容によっては全然受かります。

大事なのは「Aランクをしっかり取れているか」

令和4年の法人税法では、ボリュームの多さからほとんどの受験生はボーダー以下でした。

それでもAランクをしっかり正答した受験生は合格しています。

ワイ
ワイ

自己採点では総得点とAランクの正答率を重視しましょう。

試験ではAランク問題の正答率を確実に押さえることが最重要。

効率よく得点する勉強法は、スタディング税理士講座の口コミ記事も参考になります。

自己採点で確認すべきポイント

・大原、TAC両校でボーダーラインを超えているか?

・ボーダー以下でもAランクはしっかり正答できているか?

問題ランクの判断は大原、TAC共に本試験後にランク表が公開されるのでそれを使いましょう。

筆者は赤で囲ってあるAランクを大量に落としたので、自己採点で同じぐらいでも不合格でした。

↓こんな感じの一覧表です↓

大原の本試験の正答率表

事例理論の自己採点は難しい

理論のベタ書きや計算は客観的な正解がはっきりしています。

事例理論は「結論・規定・当てはめ」の形式で模範解答は作られていますが。

近年の本試験のボリュームを考えると、成績上位者でも模範解答のような分量は書けません。

計算とのバランスを考えると、どこかを削って解答する必要があります。

当然、専門学校の模範解答ベースでの点数は伸びません。

事例理論の解答パターン

  • 結論+規定
  • 結論+当てはめ
ワイ
ワイ

事例理論の自己採点は甘め〜厳しめで個人差があります。

実際の配点がどこに振られるかは試験委員しかわかりません。

次の科目に進むかどうかの判断基準

ボーダー付近なら次の科目へ

以上のことから、自己採点後に次の科目に進んでもOKなのはこんな方です。

次の科目へ

  • 大原、TAC両校で厳しめに採点してもボーダー越え
  • ボーダーに届いていなくてもAランクをほぼ正答できている
  • 直前期の成績が平均して上位30%以内
  • 理論、計算バランスよく正答できている

筆者は基本、ボーダーちょい足りないぐらいなら次に進みます。

だって本試験まで全力で勉強した科目もうやりたくないからw

ボーダー付近の実力があれば、仮に不合格でも年明けからで充分追いつけますよ。

何よりも自己採点後にやるべき最重要事項はリフレッシュです。

我慢してたやりたかったこと、やりまくって次へのパワーを養いましょう。

充電が終わったら来年に向けて頑張っていきましょう。

この記事が判断の参考になれば嬉しいです。

ワイ
ワイ

ボーダーを超えたかどうかは次の科目選択に大きく影響します。

合格後のキャリアも含めて考えるなら、転職エージェント比較記事も合わせてチェックしておくと安心です。

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