- iPadを使った理論暗記のやり方は?
- 税法に進んだけど理論暗記のやり方は?
- 理論暗記ってどこまでやればいいの?
- 理論暗記の復習ペースは?
初めての税法では理論暗記で色々悩みますよね
通信生の筆者もその気持ちよくわかります。
この記事ではiPadを使った税法の理論暗記について税法合格者の筆者が画像多めで解説します。
iPad無しでも応用できる部分があると思います
この記事でわかること
- iPadを使った理論暗記に必要なもの
- iPadを使った理論暗記のやり方
- 理論の復習ペース
- 合格レベルの理論暗記精度
暗記マーカーをインストールする

皆さん理論暗記してますか?
税法が初めての方は財表との求められる理論暗記の違いにびっくりしている頃でしょうか。
基本的に税法の理論は理論マスター(理サブ)丸暗記です。
財表のようにキーワードを抜き出して作文の答案作成ではいけません。
そんな通称「税法ショック」を受けている方々にiPadを使った暗記方法をご紹介します。
暗記方法は人によって違いますがなにかの参考になれば幸いです。
使うのは「暗記マーカー」というアプリです。
暗記マーカー
adicto¥490posted withアプリーチ
有料ですが必要経費です。
これを使う前は理論マスターを100均の修正テープで塗りつぶして暗記していました。
この方法、修正テープかなり使いますよね。
何回も買う手間を考えたら安いもんです。
これをまずはiPadにインストールします。
理論マスターをPDF化してアプリに取り込む

次に理論マスターをAdobeScanを使ってPDF化します。
Adobe Scan: OCR 付 スキャナーアプリ
Adobe Inc.無料posted withアプリーチ

AdobeScanの使い方はこちらの記事を参考にしてください。
PDF化は最大枚数に制限があるのではテーマ毎に取り込んでいきましょう。
取り込み方は次のとおりです。
step
1書類をスキャンして「PDFを保存」をタップ

step
2アプリを起動してフォルダを作成する

step
3作成したフォルダにPDFをインポートする
フォルダを作ったらそのフォルダ内にスキャンしたPDFをインポートします。
「AdobeScan」に保存されているはずです。


step
4取り込み完了!

ApplePencilでインポートしたブックにマスキングしていく

さっそくインポートしたブックを開いてみましょう。
手順に従ってマスキングしていきます。
step
1画面右下の鉛筆マークをタップ

step
2ApplePencilでマスキングしていく
最初は単語を適当に消していきましょう。
端から端に単語がまたがる場合は「グループ化」をタップして対象のマスキング同士を繋げます。


このように繋げることでスムーズに暗記が進みます。
画像の場合右端のマスキングをタップすると同時にグループ化したマスキングも見えるようになります。
step
3画面右下の「完了」をタップ

step
4マスキング完了!

税法の理論暗記のやり方
理論はとにかく回数をこなす

ここからいよいよ暗記していきます。
step
1読みながらマスキング箇所をタップ
タップするとマスキングが消えて文字が見えます。
正解したら○を不正解なら✗をタップしながら読み進めます。

ひと通り読むと正解した箇所は緑色に、不正解なら赤色になります。
あとは暗記できるまで繰り返すのみです。
step
2画面右下の「R」マークをタップ

step
3「変更」をタップ
タップするとマスキングが復活します。


step
4間違えた箇所は重点的に
間違えた箇所だけ繰り返したい場合は「Rマーク」→「正答率を指定」→「変更」をタップします。

step
5正答率以下のマスキングだけが復活!

暗記できたら徐々にマスキングする単語を増やしたり、文章まるごとマスキングしたりしていきましょう。
すべて緑色でスラスラ言えるレベルになったら次の理論に進みます。
理論暗記表を作成して復習ペースを管理する
理論暗記のペースは理論暗記表で管理しましょう。
ExcelやスプレッドシートなんでもOKです。

これは私の法人税法の理論暗記表です。
作り方に決まりはありませんが
- テーマ番号
- 理論の番号
- ランク
- タイトル
- 日付記入欄
はあったほうがいいです。
暗記した日付を暗記表に記入しておきましょう。
復習ペースはエビングハウスの忘却曲線を意識する
まず大前提として理論は忘れます。
一生懸命暗記しても次の日にはほとんど忘れています。
これは当たり前です、あなただけではありません。
1回暗記しただけでは短期的な記憶にしかなりません。
何回も何回も覚え直しをすることで記憶が長期化します。
自分の住所や電話番号は何も見なくても言えるはずです。
大好きな歌は歌詞を見なくても歌えるはずです。
これは何度も繰り返し見たり聞いたり、話したことで記憶が長期化しているからです。
理論暗記も同じです。
理論の復習は「エビングハウスの忘却曲線」を意識しましょう。

(出典:EasyRote様)
この図のように暗記した次の日には暗記したことの半分は忘れています。
しかし暗記を5回6回と繰り返すうちに忘れる曲線が緩やかになっていますよね。
このように暗記した記憶は回数をこなすうちに忘れるまでの期間が長期化します。
ですから復習は1日、3日、7日、14日、1月のように回数をこなすごとにだんだん伸ばしていきましょう。
繰り返せば繰り返すほど思い出すのが楽になってくるはずです。
これで本試験当日には暗記したすべての理論がアウトプットできる状態になるはずです。
もちろん試験当日に覚えていればOKなのでゆっくりでいいわけですが。
個人的にはGWくらいまでにA、Bランクは全体的にうっすら覚えて。
GW明けから精度を高めていくのがおすすめです。
専門学校は「年内はとりあえず計算を固めましょう」と言いますが。
おそらくそれでは間に合いません。
会計事務所にお勤めなら年明けは繁忙期もありますし。
理論暗記こそ年内からで計算は直前期に追い込むほうが個人的にはおすすめです。
理論暗記は年内から計画的にやらないと直前期に地獄を見ます。
精度は悪くてもすぐに思い出せるように計画的に暗記を進めましょう。
ポイント
直前期に地獄をみるので理論暗記は計画的に復習すべし!
理論暗記の精度
税法初心者の方は「暗記の精度ってどこまでやればいいの?」と思うはずです。
参考に上記の方法での私の「法人税受験直前のマスキング状態」をお見せします。

どうでしょうか?想像通りだったでしょうか?
この理論2題は「Aランク」理論で受験生のほとんどが暗記している理論です。
このぐらいのマスキング量で、かつ、すべての箇所が正答率80%以上の緑色であればスラスラ言えるレベルになっています。
この「2−2」の理論は今年の理論でベタ書きで出題されましたが、私はほぼほぼマスターどおりに書けましたよ。
試験直前にはこのぐらいのレベルを目指しましょう。
私は1つの理論につきだいたい15〜20回の覚え直し作業でこのレベルになります。
個人差があるので自分の暗記力では何回まわせば高い精度でアウトプットできるかは把握しておくといいでしょう。
ちなみに私はTACの答練以外で「書いて暗記」はしません。
すべて黙読です。
読むだけでも本試験では書けます、暗記が不十分な箇所はアプリが色で示してくれます。
書いている時間はありません。
ポイント
黙読のみでも本試験で書ける!理論を書いている時間は無い!
iPad勉強法はやっぱりオススメ

iPadは持ち物も減るし理論暗記もできる万能アイテムですね。
この記事が理論暗記に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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