「税理士試験5科目、独学で合格しました!」
こんな記事をネットで見て、独学で税理士試験に挑戦しようとしていませんか?
ハッキリと言います。
顔出しもしてない・実名も晒してない記事を信じて、独学するのは絶対にやめましょう。(このブログも然り)
税理士試験5科目を独学で突破する受験生なんて超、超ひと握りの天才だけです。
数年前なら、確かに独学で費用を抑えることも選択肢のひとつでした。
しかし今の時代、コスパの良い専門学校の登場で独学との価格差はほとんどありません。
なによりも相対試験の税理士試験で独学は圧倒的に不利。
この記事では独学も専門学校も両方経験した筆者が、独学をオススメしない理由について解説します。

最後まで読めば、きっと独学はやめようと思うはずです。
この記事でわかること
- 税理士試験で独学が不利な理由
- 独学・通信・通学のメリットデメリット
- 独学と専門学校の価格比較
- 独学をやめるべき理由
- どうしても独学する場合のポイント
税理士試験の独学は天才以外無理だからやめよう

税理士試験の実態は相対試験
税理士試験は表向きは60点以上で合格ですが、実態は相対試験です。
相対試験では「みんなができる問題」を正答しなければ合格できません。
独学では「みんなができる問題」がわからないのが最大の問題です。
相対試験とは?
一定の点数を取った者がみな合格するわけではなく、上位何人かが合格、という試験形態。

合格は「絶対基準」ではなく「相対評価」で決まります。
そのため独学よりも【資格の学校TAC】や【資格の大原】のような大手で模試を受け、他受験生の立ち位置を把握することが重要です。
税理士試験は年1回しかない
税理士試験は年1回。
不合格なら、同じ科目を来年も受けなければいけません。

同じ科目を何度も受けるのは精神的にキツいですよ。
大事な人生、できるだけ早く合格できる選択をしましょう。
税法は毎年改正がある
税理士試験の税法科目は試験範囲が広いだけでなく、毎年改正が入ります。
独学で最新の改正について、情報収集や理解をするのは難しいです。

専門学校では最新の改正に対応したカリキュラムが組まれているので、授業について行くだけでOK。
税理士試験の独学が辛い理由
あなたは当時の筆者と同じように

こんなブラック企業から抜け出したい!
転職のために有利な資格を取る!

こんな風に思い、頑張って勉強してるのでしょう。
でも独学って辛いですよね?
などなど、気になって勉強に集中できません。

ワイも最初は簿財を独学→教材を何種類も購入→結局は専門学校(TAC)を利用。
膨大な学習範囲を独学で管理するのは、めちゃくちゃ大変です。
効率的に進めたい方は、カリキュラムに沿って学習できる【クレアール税理士講座】も検討してみてください。
税理士試験の勉強法の種類とメリット・デメリット

税理士試験の勉強法は大きく分けて3種類。

それぞれのメリット・デメリットを解説します。
市販教材を購入して独学
独学のメリットは圧倒的に低コストなこと。
しかし税理士試験が相対試験であることから、「みんなができる問題」がわからないのは相当不利です。
天才以外にはオススメしません。
- 圧倒的に低コスト
- 好きな教材を選べる
- 自分のペースで勉強できる
- 本試験で大事な論点がわからない
- 自分の立ち位置がわからない
- わからない時に質問できない
専門学校の通信講座
筆者がずっと利用している通信講座。
個人的に1番オススメの勉強法です。
専門学校では、過去の出題実績から大事な論点を絞ってくれます。
受講生は大事な論点を重点的に勉強するので、自然と「みんなができる問題」ができるように。
専門学校の予想に頼りきるのは危険ですが、時間のない社会人受験生には助かります。
デメリットは勉強仲間ができないこと。
もし勉強仲間が欲しければ、Xで筆者に絡んでください。

「決めたことはやり切る性格だ」こんな人は通信講座がオススメ。
【スタディング税理士講座】はスマホ学習に対応しており、独学に比べて効率的かつ低価格で受講できます。
- 通学する時間が不要
- 通学生と同じカリキュラムで勉強できる
- 定期テストで自分の立ち位置がわかる
- 本試験の重要論点がわかる
- 自宅で勉強するので、ダラけてしまう場合も
- 勉強仲間はできない
- 質問は電話・メールなので「今すぐ解決」はできない
専門学校へ通学
通学のメリットは「強制力」
自制心が弱くても「とりあえず学校へ行く」ことで強制的に勉強できます。
周りの受験生の頑張りを間近で目にすることで、モチベーションの維持にも役立ちます。
通信講座と違い、目の前に講師がいるので質問がいつでもできるのも通学のメリット。

「サボり癖がある」「疑問点は今すぐ解決したい」通学はこんな人にオススメ。
- 周りにライバルがいるので頑張れる
- 勉強仲間ができる
- 疑問点は講師にその場で質問、即解決
- 学校へ行けば、とりあえずは勉強する
- 通学に時間がかかる
- 繁忙期、急な予定が入ると通学できない
通学できなかったら授業に遅れるのでは?
大原・TACなど大手の専門学校では通学・通信の両方に対応しています。
日程が合わず参加できなかった授業は、日程の振替制度やWeb講義を使って受講できます。
税理士試験の独学をオススメしない理由

独学を言い訳にしてないか?
税理士試験の科目合格には相当な努力が必要です。
努力は正しい方向に向かってしなければ、意味がありません。
「独学だから実力不足だった」
毎年、本試験後に見かける言葉です。

こんなことを言うぐらいなら、最初から専門学校を利用するべきではないでしょうか?
スタディング税理士講座の登場で価格差がなくなった
筆者が当時、簿財を独学で勉強したのも費用を抑えたかったから。
なるべく費用を抑えたいその気持ち、よくわかります。
当時は独学と専門学校の通信講座では、100,000円以上の価格差がありました。
しかし今はスタディング税理士講座が登場したので、独学との価格差はそれほどありません。
通信講座のみですが、独学で行き詰まるよりはスタディングを利用するのがオススメです。
スタディング税理士講座と独学の価格を比較
スタディング税理士講座と独学の価格を比較してみましょう。
人気の簿財アドバンスパックの受講料を独学と比べてみます。
独学の料金はサイバーブックストアで教材をセット購入して、15%引き適用後の料金を使用。
TAC出版オンライン書籍サイト【CyberBookStore】独学(サイバーブックストア) | スタディング税理士講座 | 差額 |
みんなが欲しかった!税理士 簿記論セット 12,529円 | 簿財2科目セット アドバンスパック 74,800円 | |
みんなが欲しかった!税理士 財務諸表論セット 15,241円 | ||
簿記論 過去問題集 3,564円 | ||
財務諸表論 過去問題集 3,564円 | ||
財務諸表論 重要会計基準 1,782円 | ||
教育訓練給付金による還付金 △14,960円 | ||
合計 36,680円 | 合計 59,840円 | 23,160円 |
独学の教材は、合格に必要な最低限の教材だけを厳選しました。
追加で教材を購入すれば、さらに差額は縮まります。

約23,000円の差でわかりやすい講義が受けれて、質問ができるなら安いと思いませんか?
効率的に学べる【スタディング税理士講座】なら、むしろコスパは上です。
それでも独学をするなら

独学による合格者の実例
「独学で税理士試験に合格するのは天才だけ」と言われがちですが、実際には独学で合格を果たした人も存在します。
30歳を過ぎてから独学で4年かけて5科目合格した方や、40代で仕事や家庭と両立しながら合格した方の体験談がネット上でも紹介されています。
彼らに共通するのは、強い意志と徹底したスケジュール管理、そして効率的な学習法の実践。
また、SNSやオンラインコミュニティを活用して情報交換を行い、孤独感を和らげているケースも多く見られます。

独学合格者は少数派ですが、決して不可能ではなく、工夫と努力次第で道は開けることがわかります。
基本はオススメしませんが。
テキストの選び方と活用法
独学で税理士試験に挑む場合、テキスト選びは合否を左右する重要なポイントです。
市販のテキストは内容や解説の分かりやすさ、最新の法改正への対応状況などを比較して選びましょう。
特に初学者は、基礎から丁寧に解説されているものや、図解が豊富なテキストがおすすめ。

法改正が頻繁にある税法科目は、毎年最新版を購入することが重要です。
効果的な勉強時間の確保
税理士試験の独学で合格を目指すには、計画的かつ継続的な勉強時間の確保が不可欠。
社会人や家庭を持つ方は、まとまった時間を取るのが難しい場合も多いですが、スキマ時間を活用する工夫が重要です。
通勤時間や昼休み、早朝や就寝前など、日常の中で少しずつでも勉強時間を積み重ねることが合格への近道。
また、週単位や月単位で学習計画を立て、進捗を可視化することでモチベーション維持にもつながります。

無理のない範囲で毎日継続することが、長期戦となる税理士試験では特に大切です。
模試と問題集の活用法
独学で合格を目指す場合、模試や問題集の活用は必須。
模試を受けることで本番さながらの緊張感を体験でき、時間配分や弱点の把握にも役立ちます。
市販の問題集は、基礎から応用まで幅広くカバーされているものを選び、繰り返し解くことで知識の定着を図りましょう。
また、過去問を徹底的に分析し、出題傾向や頻出論点を把握することも重要です。
独学を成功させるためのモチベーション維持法

目標設定とスケジュールの重要性
独学で税理士試験に挑む際は、明確な目標設定と具体的なスケジュール管理が不可欠。
「いつまでにどの科目を合格するか」「1日・1週間でどれだけ進めるか」など、細かく目標を設定しましょう。
目標を紙やアプリに書き出し、進捗を見える化することで達成感を得やすくなります。
また、定期的に目標を見直し、現実的なスケジュールに調整することも大切。

小さな達成を積み重ねることで、長期間の学習でもモチベーションを維持しやすくなります。
仲間やコミュニティの活用法
独学は孤独になりがちですが、同じ目標を持つ仲間やオンラインコミュニティを活用することで、モチベーションを高めることができます。
SNSや勉強会、税理士試験専用の掲示板などで情報交換を行い、悩みや疑問を共有しましょう。
仲間と進捗を報告し合うことで、励まし合いながら学習を継続できます。
また、他人の成功体験や失敗談を知ることで、自分の学習法を見直すきっかけにも。
孤独を感じたときは、積極的にコミュニティに参加することをおすすめします。

いきなり知らない人に絡むのが怖ければ、Xで筆者に絡んでください。
挫折しないためのコツ
税理士試験の独学は長期戦となるため、途中で挫折しない工夫が必要です。
まずは無理のない学習計画を立て、日々の負担を軽減しましょう。
また、定期的に自分へのご褒美を設定したり、学習環境を変えて気分転換を図ることも効果的。
失敗やスランプを経験しても、過度に自分を責めず、前向きに切り替えることが大切です。
時には休息を取り、心身のリフレッシュを心がけましょう。

独学でモチベーションを保つのは難しいもの。
講師との距離感が近く、アットホームな雰囲気の【LEC税理士講座】も視野に入れておきましょう。
独学はやめて専門学校を使おう

この記事では、独学をオススメしない理由について解説しました。
当ブログでは、特別な理由がない限り独学はオススメしません。
筆者が簿財を独学していた頃とは、もう時代が違います。
今は会計科目でも、独学を選ぶ理由はありません。