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【簿記2級から簿記1級へ】合格者の勉強時間・勉強期間アンケート結果を公開

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YC

中卒・元パチプロの40代 7年間勤めた会計事務所を退職し、現在は受験専念 税理士試験4科目合格済み (簿財法消) 日商簿記1級、全経簿記上級保有 TAC通信生
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簿記2級合格後に1級へ進む人が気になるのは「どのくらいの勉強時間・期間が必要か」という点でしょう。

予備校の公式目安は500〜600時間・半年〜1年とされていますが、実際に合格者アンケートを集計すると「1,000時間超・1年以上」が多数派でした。

本記事では公表されている目安と合格者のリアルな勉強実態を比較し、学習計画を立てる上で押さえておくべきポイントを解説します。

ワイ
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効率よく合格を目指したい方は、各講座比較の記事も参考にしてください。

実際の受験生アンケートをもとにした、簿記1級講座おすすめランキングもあわせてどうぞ。

公表されている勉強時間・期間の目安

簿記1級 勉強時間 専門学校

大手予備校・通信講座が示す学習期間や一般的に言われる勉強時間の目安を整理しました。

公式に明確な時間を示しているのはTACのみです。

予備校・通信講座勉強時間目安勉強期間目安特徴
TAC約500〜600時間半年〜1年答練・模試が充実、演習量が多い
資格の大原(公式未公表/一般的に600〜800時間程度)1年前後教材網羅性・演習量が多め
STUDYing(スタディング)(公式未公表/一般に500〜600時間程度と言われる)半年〜1年スマホ学習・スキマ時間最適化
クレアール(公式未公表/参考モデルで600〜800時間程度)1年前後「非常識合格法」等の効率重視
LEC(公式未公表/一般的に600時間前後が目安とされる)半年〜1年質問サポート等を提供・講師が人気
ネットスクール(公式未公表/一般的に600〜800時間程度)半年〜1年ライブ配信・質問フォローに強み
CPAラーニング(公式未公表/500〜600時間程度が一般目安)半年〜1年会計士ノウハウ活用・無料講座あり

注: 勉強時間目安を公式に明示しているのは TAC公式サイト のみです。他の学校については、公式には「学習時間の目安」は記載されていません。本表の数値は一般的な学習時間の相場やコース期間を参考にした目安です。

ワイ
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各講座のより詳しい特徴や評判は以下の記事で解説しています。気になる講座を確認してみてください。

簿記2級合格者アンケート結果(グラフ付き)

Xで実施したでは、簿記1級合格者の多くが「1,000時間超・1年以上」と回答しました。

勉強時間の分布

簿記1級合格者の勉強時間(X投票結果)
Xアンケート結果より

本試験では多少の運要素もあります。

しかし、現実的な合格可能性を考えると勉強時間の目安は1,000時間と言えるでしょう。

勉強期間の分布

簿記1級合格者の勉強期間(X投票結果)
Xアンケート結果より
ワイ
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筆者の場合「約1,060時間・期間1年・2回目の受験」で合格できました。

アンケートの結果とほぼ一致。

詳細は合格体験記の記事で紹介しています。

実際の声(抜粋)

  • 「2級後、1級は想像以上に範囲が広くて結果的に1年以上かかった」
  • 「社会人は平日2h・休日4hでも合計すると1,000時間を超える」
  • 「半年合格できた人は過去問演習の回転数が多かった」

アンケート結果から見る勉強時間・勉強期間のリアルな傾向

アンケート分析

勉強時間や期間は学習環境やスタイルによって大きく変動します。

ここではアンケート結果から、主な傾向を整理します。

社会人と学生の違い

社会人の場合

  • 平日1〜2時間、休日3〜4時間が限界
  • 合格までの勉強期間の目安は1年以上

学生の場合

  • 平日3〜4時間、休日5〜6時間
  • 合格までの勉強期間、目安は半年〜1年以内

独学と講座利用の差

独学で挑む場合、参考書選びや進度管理に時間を取られ、勉強時間が増えがち。

「教材を変えた」「勉強法を迷った」といった要因が長期化につながることもあります。

講座利用者はカリキュラムが進行をサポートしてくれるため、比較的効率的に進められる傾向がありました。

ワイ
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筆者が受験した10年前と違って、現在は低価格の講座が多数あります。

効率的に合格を目指すなら独学はやめましょう。

詳細は別記事で解説しています。

短期合格と長期化の分かれ目

半年〜1年以内で合格する人は、序盤からアウトプット中心に学習を進めていました。

過去問演習や答練を何度も繰り返し、復習サイクルを徹底するのが特徴です。

逆に1年以上かかる人は、インプット偏重や学習中断が多く、効率を落としてしまうケースが目立ちました。

まとめると、簿記1級の合格には1,000時間前後が一つの目安ですが、ライフスタイルや学習法の選び方次第で大きく上下することが分かります。

ワイ
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過去問はなるべく早く触れておくべき。

解けなくても問題文に慣れておくだけで変わってきます。

過去問を使った勉強法は別記事で解説しています。

短期合格型と長期型のモデルケース

勉強時間 違い

簿記1級の学習スタイルは大きく「短期合格型」と「長期型」に分かれます。

ここでは代表的なモデルケースを紹介しますので、自分がどちらに近いかイメージしてみてください。

短期合格モデル(学生タイプ)

簿記2級合格直後に挑戦し、知識が新鮮なうちに学習を開始。

平日は3時間、休日は6時間を確保し、合計500〜600時間で半年〜1年以内に合格したケースです。

特徴は以下のとおりです。

学生タイプの特徴

  • 早期から過去問演習を繰り返し、アウトプット重視
  • 基礎の記憶が定着しているため理解がスムーズ
  • 進捗を維持できる環境(学習仲間や大学の時間割など)がある

長期合格モデル(社会人タイプ)

仕事や家庭と両立しながら学習を進めるケース。

平日は1時間前後しか取れず、休日も予定に左右されるため、結果として1,000時間超・1年以上かかる例が多いです。

よく見られる特徴は以下のとおりです。

社会人タイプの特徴

  • 繁忙期やライフイベントで学習が中断しやすい
  • インプット中心で、演習不足に陥りやすい
  • 教材や勉強法を切り替え、学習効率を落とすこともある

短期型は理想的ですが、多くの社会人は長期型に近づきます。

どちらにせよ1,000時間前後を基準に、無理のない学習計画を立てることが合格への近道です。

ワイ
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大事なのはアウトプットを重視すること。

講座利用でインプット時間を軽減して、アウトプットの時間を確保しよう。

よくある質問(Q&A)

boki Q&A

Q1. 社会人でも半年合格は可能ですか?

A. 不可能ではありませんが少数派です。平日3時間・休日6時間など週30時間以上を安定的に確保できる人に限られます。一般的には1年以上かかるケースが多いので、無理のない計画を立てることが重要です。

Q2. 1日あたり何時間勉強すれば良いですか?

A. 合格者の多くは平均2〜3時間/日を継続しています。社会人なら平日1〜2時間+休日で挽回、学生なら平日3時間+休日6時間を目安にすると現実的です。

Q3. 独学と講座、どちらが効率的ですか?

A. 独学でも合格は可能ですが、計画管理や教材選定でロスが出やすく、結果として長期化しやすいです。短期間で合格を目指すなら、講座のカリキュラムや添削サポートを活用した方が効率的です。

Q4. 簿記2級から間を空けずに挑戦した方が良いですか?

A. はい。2級の知識が定着しているうちに学習を始めた方が、基礎のやり直しにかかる時間を減らせます。特に商業簿記や工業簿記の分野は、2級からスムーズに接続できます。

ワイ
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1級は2級の知識が土台になります。2級の教材は捨てずに保管しておきましょう。

Q5. 1000時間勉強しても合格できない人はいますか?

A. はい。勉強時間の長さよりも復習サイクルとアウトプットの質が重要です。「時間は使ったのに結果が出ない」場合は、インプット偏重や過去問演習不足が原因のことが多いです。

【簿記2級から簿記1級】勉強時間まとめ

簿記1級 勉強時間 まとめ

簿記2級合格者が簿記1級に挑戦する際は、実際には「1年以上・1,000時間超」が多数派でした。

予備校や通信講座の公表している勉強時間の目安は「500〜600時間・半年〜1年」

このギャップを理解したうえで、自分に合った学習計画を立てることが重要です。

効率的に進めたい場合は、独学にこだわらず講座を活用するのが最良の選択肢となります。

▼簿記1級講座の最新比較はこちら

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