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会計事務所と経理どっちがいい?未経験者が簿記スキルを活かせる働き方を徹底比較

会計事務所 経理 どっち
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YC

中卒・元パチプロの40代 7年間勤めた会計事務所を退職し、現在は受験専念 税理士試験4科目合格済み (簿財法消) 日商簿記1級、全経簿記上級保有 TAC通信生
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簿記2級を取得・勉強中の方がよく迷うのが「会計事務所と経理、どっちがいいの?」という問題。

どちらも会計を扱う仕事ですが、働き方・繁忙期・スキルアップの方向性がまったく異なります。

この記事では、未経験者が最初に選ぶべき実務環境をわかりやすく解説します。

まず押さえよう|会計事務所と経理の基本的な違い

会計事務所 経理 違い

会計事務所と経理の違いまとめ

簡単に言うと、会計事務所は「他社の会計を支える仕事」経理は「自社の会計を管理する仕事」です。

会計事務所では、さまざまな企業の帳簿や申告を扱うため、税務の実務を幅広く学べて専門スキルが身につきやすい反面、確定申告期などの繁忙期は忙しくなりがち。

一方、経理は自社の会計を一貫して管理するため、会社の経営に近い立場で数字を扱うのが特徴。

業務は安定しており、ワークライフバランスを取りやすい傾向があります。

ワイ
ワイ

税務・専門スキルを極めたいなら会計事務所、安定して長く働きたいなら経理。

項目会計事務所経理
主な仕事顧問先の帳簿作成・決算・税務申告など
(外部企業を支援)
自社の会計・請求・決算処理など
(社内業務を管理)
関わる範囲多様な業種・企業を担当し幅広い経験が積める自社の会計を深く理解し、経営に近い立場で働く
忙しい時期確定申告期(2〜3月)・決算期(5月など)月末・四半期末・年度末など定期的な繁忙
キャリア方向性税理士・会計専門職・独立志向に向く管理職・財務・経営企画など企業内キャリア志向
こんな人におすすめ専門スキルを磨きたい人・将来独立を目指す人安定して長く働きたい人・経営数字に興味がある人

会計事務所で働くメリット・デメリット

会計事務所 メリット デメリット

会計事務所で働くメリット

会計事務所のメリット

  • 幅広い業界に触れられる:顧問先が多数あるため、さまざまな業種・企業の会計を経験できる。
  • 税務知識が身につく:決算書だけでなく申告書作成にも関わるため、税理士試験との相性が良い。
  • 顧客対応スキルが鍛えられる:経営者と直接やり取りする場面が多く、ビジネス感覚が磨かれる。
  • 税理士受験資格を得やすい:実務経験2年以上で受験資格を得られるケースが多い。
ワイ
ワイ

会計事務所の職員は「たくさんの経営者と話せる」のが特徴。

他にこんな仕事はありません。

経営者は良くも悪くも「クセが強い」場合が多く、話を聞くだけでも勉強になります。

受験資格の詳細については別記事で紹介しています。

会計事務所で働くデメリット

会計事務所のデメリット

  • 繁忙期が非常に忙しい:特に2〜3月の確定申告期や5月決算期は残業が多くなりやすい
  • 給与レンジが低め:同年代の企業経理より年収が低くスタートする傾向がある。
  • 人によって業務負荷が偏る:所長や顧問先のスタイルに左右されやすい。
ワイ
ワイ

税理士試験の突破を優先するなら、勉強時間の確保が最重要。

繁忙期に全然勉強できない状態では、合格は難しいです。

勉強時間の確保ができる職場への転職を検討しよう。

当ブログでは「最短1日で求人情報が届くヒュープロ」をおすすめしています。

経理で働くメリット・デメリット

経理 メリット デメリット

経理で働くメリット

経理のメリット

  • 安定して働ける:企業内ポジションのため、残業が少ない環境も多い。
  • 決算や財務分析を学べる:月次決算・管理会計・資金繰りなど幅広いスキルを習得できる。
  • 経営の数字に直結:会社全体の意思決定に関われるやりがいがある。
  • 実務経験として評価される場合も:決算・税務関連業務を担当すれば受験資格対象になるケースあり。
ワイ
ワイ

経理のメリットは「勉強時間の確保がしやすいこと」

会計事務所ほど繁忙期の残業がないのが特徴。

「まずは科目合格を積み上げたい」こんな人は経理から入るのもあり。

受験生へのアンケートでも50%以上が「経理はアリ」と回答しました。

アンケート記事はこちら。

経理で働くデメリット

経理のデメリット

  • 最初は補助業務中心:仕訳・経費処理などルーチン作業が多い。
  • 会社によって業務範囲に差:「経理=入力作業のみ」の環境もあり、成長スピードが異なる。
  • 税務スキルは身につきにくい:会計事務所ほど申告業務に触れない。
ワイ
ワイ

当たり前ですが、会計事務所ほど色々なスキルは身につきません。

税理士として独立を目指すなら、どのルートでも最低2年。

会計事務所で働くことをおすすめします。

経理を目指すなら、経理特化のジャスネットキャリアの記事も参考にしてください。

どっちを選ぶべき?タイプ別おすすめ

会計事務所 経理 タイプ別

税務・申告を学びたいなら会計事務所

税理士試験を目指す人には会計事務所がおすすめ。

申告書作成や巡回監査などを通じて、試験科目とリンクした実践知識が得られます。

安定した環境で働きたいなら経理

残業や繁忙期の影響を抑えたい人ワークライフバランスを重視する人には企業経理が向いています。

経理経験は他業界でも通用します。

将来の独立・開業を視野に入れるなら会計事務所

顧問先対応や税務実務の経験が、独立時の即戦力に直結。

人脈構築にもつながります。

経営分析や財務に興味があるなら経理

企業の数字を内側から分析するため、財務・経営企画などへのキャリアアップが可能です。

簿記スキルを実務レベルに引き上げるなら

簿記 スキルアップ

簿記で得た知識を実務で活かすには「税務・会計の流れ」を理解するのが近道。

無料で基礎から学べるCPAラーニングなら、会計事務所・経理どちらにも通じる知識を補強できます。

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CPAラーニングでは、以下の動画が完全無料で視聴できます。

会員登録はメアドのみ、1分で完了。

スキルアップを目指すなら絶対に利用すべし。

CPAラーニングおすすめ動画

  • 経理のITスキルシリーズ・・・主要な会計ソフトの使い方が学べます。
  • 税務の基本シリーズ・・・法人税・所得税・消費税・相続税さらに年末調整や確定申告まで実務で最低限必要な知識が学べます。
  • 人事労務シリーズ・・・給与計算や労務の基本が学べます。
  • 簿記シリーズ・・・簿記3級から1級まで学べます。

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よくある質問(FAQ)

会計事務所 経理 Q&A

Q1. 会計事務所と経理、どちらが税理士試験の実務経験として認められますか?

一般的には、会計事務所での勤務が受験資格として認められやすいです。

ただし、企業経理でも「法人税申告」「決算書作成」など税務会計に関わる業務を行っていれば、実務経験として認定されるケースも

ワイ
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詳しくは各国税局各税理士会への確認が必要です。

Q2. 未経験から経理・会計事務所に転職する場合、まずはどんなスキルを身につければいいですか?

簿記2級の知識を実務レベルで使えるようにするのが第一歩。

特に「仕訳スピード」「月次決算の流れ」を理解しておくと即戦力になりやすいです。

無料で実務講座を学べる CPAラーニング のようなサービスを活用して、早めに慣れておきましょう。

Q3. 会計事務所から経理職へ、またはその逆に転職するのは難しいですか?

どちらも簿記・会計の基礎スキルが共通しているため、転職は十分可能

会計事務所出身者は「税務に強い人材」として企業経理に重宝され、逆に経理出身者も「業務理解がある人材」として事務所に受け入れられやすい傾向があります。

ワイ
ワイ

実務経験さえ積めば、会計事務所⇄経理間の転職は容易になります。

受験生アンケートでも約55%が「余裕」と回答しました。

Q4. 残業や働き方の違いはどのくらいありますか?

繁忙期(2〜3月)の残業時間は会計事務所のほうが多めです。

経理は月末・決算期など波がありますが、全体的にワークライフバランスを取りやすい傾向

ただし、繁忙度は「事務所の規模」や「上場企業か中小企業か」によっても変わります。

Q5. 将来的に独立やキャリアアップを考えるなら、どちらが有利ですか?

独立志向なら会計事務所企業での安定やマネジメント志向なら経理が向いています。

どちらで経験を積んでも「会計・税務・財務スキル」は共通の武器に。

ワイ
ワイ

経験を重ねるほどキャリアの選択肢は広がります。

Q6. 実際にどんな求人が多いですか?

現在は会計業界の人手不足が進んでおり、未経験OKの求人も増加傾向です。

最新の求人は、ヒュープロ(会計事務所特化)ジャスネットキャリア(経理特化) で確認するのがおすすめです。

まとめ|どっちが正解ではなく、どんな経験を積みたいかで選ぶ

自分で選ぶ

会計事務所に向いている人

税務・申告・顧客対応を通じてスキルアップしたい人。

将来の独立や税理士試験を見据えるなら最短ルート。

会計事務所求人を探す(ヒュープロ)

経理に向いている人

安定した環境で長く働きたい人。

経営数字を扱いながらキャリアを広げたい人におすすめ。

経理求人を探す(ジャスネットキャリア)

スキルを磨いてから転職したい人

まずは簿記スキルを「実務で使えるレベル」に上げておきたい人は、無料で学べるCPAラーニングを活用しましょう。

キャリア全体を整理したい人へ

税理士試験の受験資格・実務経験2年ルール・転職ステップをまとめて確認したい方は、下記の記事で詳しく解説しています。

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